
自転車の機動力と、家具のような木の温もりが組み合わさったクラフトカーゴバイクは、単なる荷物を運ぶ道具ではありません。
公園の一角や街の余白に静かに停まり、その場で簡単に荷台を広げた瞬間、そこは「人が集い、会話が生まれる空間」へと姿を変えます。
カーゴバイクは、多くの荷物や小さな子どもを安全に運ぶために設計された運搬用自転車です。一般的な自転車よりもフレームが頑丈で、大型の荷台を備えているのが特徴。「車の代わり」として世界中で広く利用されているエコ・モビリティです。
私たちは、そのカーゴバイクの荷台に「専用の木製什器」を載せることで、単なる運搬用具から「移動できるお店や家具」へとトランスフォーム(変形)させ、新たな価値を生み出しました。それがクラフトカーゴバイクの最大の魔法です。




温もりのある花屋をモチーフにしたモデル。
用途は花に限定されず、雑貨や小物など幅広いポップアップストアとして機能します。
店主とお客様が自然に向かい合い、会話を交わしやすい「対面販売」を想定した設計です。
ブックカフェをモチーフにしたモデル。
本棚として機能するラックと、T字に広がる天板が特徴で、お客様がぐるっと周囲を一周できる「アイランド型」の販売スタイルを可能にすることで、自由な動線を創出します。
新製品の展示にも向いています。
大きなメインのテーブルとサテライトテーブル、12脚のスツールにトランスフォームするモデル。
PICNIC単体でカフェスペースや休憩所として使うことはもちろん、MARCHEやGALLERYと組み合わせて空間全体をデザインすることも想定しています。
使われていない空き地に、
クラフトカーゴバイクが出張します。
停まるたびに街に余白が生まれ、
人と人が交流し、活気が広がっていきます。
人間らしい余白のある、歩いて楽しい街へ。
その風景を、全国の街に広げていきたいと考えています。

展開したPICNICの大テーブルを囲む人々(横浜/実写)
2026年10月時点
ウッドデザイン賞2026 受賞作品ソーシャルデザイン部門

街に、木の居場所を増やしていきます。
自転車カルチャーを牽引するメッセンジャーと、20年来の木工家が手を組みました。
カーゴバイクと精緻な家具を融合させ、街に人々の交流を生み出していきます。
荷台がパタパタと開く驚きと、木の造形が街にもたらす温もりと美しさを大切にしています。
現在の3モデルから、用途に応じてさらに増やしていきます。目指すのは、街のあちこちに「動く木の居場所」が点在する風景です。